家を相続したらどうすればいい?旭川での不動産相続とその対処法|アーバンデザイン株式会社
2025.10.17「親や祖父母が亡くなり、家を相続することになった——
そのとき、多くの方が「この家、どうしたらいいの?」と戸惑いを覚えます。相続は突然やってくるものですが、法律や手続きが複雑なうえに、家を売るべきか残すべきか、判断に悩む方も少なくありません。
特に旭川のような地方都市では、「空き家として放置しておくと固定資産税がかかる」「兄弟姉妹と共有名義になっているので自由にできない」「売却したいけれど、古くて価値があるのか不安」といった声がよく寄せられます。
アーバンデザイン株式会社では、旭川市および近郊での相続不動産に関するご相談を数多く承っており、相続直後の不安から売却・活用のご提案まで、トータルでサポートしています。
この記事では、「家を相続したときにまずやるべきこと」「相続不動産を売却する流れ」「知っておきたい税金の話」などを、わかりやすくご紹介します。
Contents
家を相続したらまず確認すべき3つのこと
相続が発生した際、慌てずに以下のポイントを順番に確認していきましょう。
1. 名義(登記)の確認
相続した家の名義がまだ故人のままになっている場合、そのままでは売却や貸し出し、名義変更などの手続きができません。まずは相続登記(名義変更)の手続きを行う必要があります。
令和6年からは相続登記の申請が義務化され、3年以内に登記を行わないと過料(罰金)が科される可能性もあるため、早めの対応が求められます。
2. 相続人の確定と遺産分割協議
家の所有者が亡くなった場合、配偶者や子どもなどの相続人が複数存在する可能性があります。相続人全員で「誰がどの資産を相続するか」を決める話し合い(遺産分割協議)が必要となり、その内容を文書化した遺産分割協議書を作成します。
特に家は「誰かが住み続ける」「売却して現金を分ける」など、分け方が難しい財産ですので、親族間でのトラブルを避けるためにも丁寧な協議が大切です。
3. 家の状態と立地を確認
相続した家がどのような状態か、そしてどんな立地かを確認しましょう。たとえば築年数が古く、空き家状態が長く続いている家であれば、建物の価値は低くなっている可能性があります。
また、建物だけでなく土地の用途地域や再建築の可否、市街化調整区域かどうかなど、法的な条件も調べておくと、今後の判断材料になります。
相続した家を売却するという選択肢
相続した家を「住まない」「管理ができない」「現金化したい」と考えている場合、売却は有力な選択肢のひとつです。
売却の流れ
アーバンデザイン株式会社では、以下のような流れで売却をお手伝いしています。
①ご相談・査定依頼
まずは物件の場所・状態・名義などを確認したうえで、査定を行います。机上査定・訪問査定のいずれにも対応可能です。
②売却方法のご提案
仲介による売却だけでなく、現状買取や更地渡し、空き家バンク登録などもご提案いたします。物件の特性やお客様の事情に応じて最適な方法を考えます。
③媒介契約・売却活動
販売価格を決め、広告や既存顧客へのご案内を通じて買主を探します。内覧対応や交渉も当社が丁寧にサポートいたします。
④売買契約・引き渡し
買主が決まりましたら契約書を交わし、代金の受け取りと登記の変更を経て、物件を引き渡します。
相続不動産にかかる税金と費用の基礎知識
相続した家を売却する際には、いくつかの税金や費用が発生することがあります。代表的なものを以下にご紹介します。
・相続税
家を含む財産の総額が基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超えた場合、相続税が課税される可能性があります。相続税の申告と納税は相続開始から10カ月以内が期限です。
ただし、配偶者の税額軽減や小規模宅地の特例など、適用できる控除制度もありますので、税理士と相談することをおすすめします。
・譲渡所得税
相続した家を売却して利益が出た場合は、譲渡所得税がかかることがあります。ただし、相続で取得した不動産には「取得費加算の特例」や「空き家の3,000万円特別控除」が適用できる場合もあり、税負担を軽減できる可能性があります。
当社では必要に応じて、税理士との連携による節税アドバイスも可能です。
・その他の費用
登記費用(相続登記・抵当権抹消など)
解体費(更地にする場合)
仲介手数料(仲介による売却時)
ハウスクリーニング・残置物処理費用 など
ご希望に応じて、これらの費用も含めた「実際に手元に残る金額」のシミュレーションを行います。
活用・賃貸・放置のリスクも踏まえて判断を
「すぐに売る気はないけれど、どうするべきか分からない」という方もいらっしゃるかと思います。その場合でも、一度現状を整理し、活用・保有・売却の選択肢を比較しておくことが大切です。
たとえば…
・建物が比較的新しく、需要がある地域であれば賃貸として貸し出す
・老朽化が進んでいるなら解体して土地活用(駐車場など)
・管理が難しい場合は現状での買取を検討する
反対に、「使わずに放置」してしまうと、固定資産税の負担や老朽化による近隣トラブル、さらには特定空き家に指定されて税金が高額になるリスクもあります。
判断に迷うときこそ、まずは専門家に相談してみることをおすすめします。
まとめ|家を相続したら、まずは一度ご相談ください
相続した家をどうするか――その答えは一つではありません。売却か活用か、保有するか手放すか、すべてはご家族の将来設計や現在の状況によって異なります。
アーバンデザイン株式会社では、相続直後の不安から、実際の売却手続きまでを一貫してサポートしています。旭川で家を相続された方、空き家になっている実家にお悩みの方、相続の手続きに行き詰まっている方も、まずはお気軽にご相談ください。
不動産と向き合うことで、暮らしや財産の未来が少しずつ見えてきます。私たちはその第一歩を、全力でお手伝いいたします。
